3年目看護師の転職は、今後のことを見据えて考えよう!
更新:2023/03/31
[転職について]こんにちは!ママナースあつ子です!毎日の業務お疲れさまです。
3年目の看護師が転職することについて、今回はお話しします。
看護師の仕事も3年目になり、精神的にも身体的にも仕事に慣れて、楽になってきたのではないでしょうか?
とは言え、1年目、2年目とは違った悩みかでてきたり、他の病院はどんな感じなんだろう?と「転職」にも興味が出てきたりしていると思います。
そこで、3年目の目標や現状、悩みと解決策、転職について考えてみたいと思います。
3年目看護師の目標
3年目の看護師は、プリセプターとして後輩指導にあたったり、看護研究に取り組む場合もあると思います。
リンクナースを任されることもあるでしょう。
3年目の看護師は、通常の業務だけでなく、それぞれに役割や責任を持った看護チームの一員としての働きが求められてきます。
また、看護師としての一通りの基本的な知識や技術は習得できているでしょうから、さらに応用力をつけたり、個別性や臨機応変にケアすることも求められます。
リーダー業務をより的確に行うことも必要になってくるでしょう。
3年目看護師の現状
3年目の看護師ともなるとリーダー業務やプリセプター、看護研究やリンクナースを任され、1~2年目とは違って、看護チームの一員であると自覚することが増えていることでしょう。
通常の業務でも、一人で正確にケアを行うだけでなく、優先順位や個別性を考えたり、周りの看護師の動きをみながら自分の動きを決めるというようなこともできるようになったのではないでしょうか。
先輩看護師に、手伝ってくれる?なんて頼まれたりすると、自分が認められたようで嬉しくなりますよね!
医師や先輩、他職種のスタッフともコミュニケーションが円滑にとれるようになって、とても仕事がしやすくなっていることと思います。
あなたが今まで一生懸命やってきた成果ですね。よく頑張りました!
しかし、新たな悩みもあるでしょう。
プリセプターとなって後輩指導するプレッシャーや、リーダー業務やリンク活動など、勉強することが増えたりする辛さ。
看護研究も休日返上でやらなければならないことも多くて大変ですよね。
他の病院て、給料や雰囲気はどんな感じなんだろう?と転職に興味を持ったりすることもあると思います。
3年目看護師の悩みと解決策
3年目の看護師がどんなことに悩んでいるのか、その解決策も含め、一緒に見ていきましょう!
- プリセプターとしてのプレッシャー
- リーダー業務のプレッシャー
- 看護研究などの負担が増えた
- 怒られてばかりで嫌になる
- 結婚、妊娠したい
- 他の病院に転職したいけど、どんな感じなのかな?
- 看護師以外の他の仕事への転職ってどんな感じなのかな?
プリセプターとしてのプレッシャー
ついこの間まで自分が指導を受けていたのに、今度は自分が指導する側になり、そのプレッシャーを感じていると思います。
私もプリセプターになったとき、自分がされて嫌だったことはしないぞ!頑張るぞ!と意欲が湧いてきた反面、プリセプティとうまくいかなかったらどうしよう、自分のプリセプティだけができない子だったらどうしよう、なんて不安に思ったこともありました。
プリセプターになると、プリセプティのすべてを把握していないといけないような気がしますよね。
知識や技術を一生懸命教えてあげて、悩みも聞いて解決して、仲良くならなきゃ!と抱え込みすぎていませんか?
- プリセプティがどんな子なのか把握する!
- プリセプティと一緒に勉強しよう!
プリセプティがどんな子なのか把握する!
プリセプティと仲良くするのがいいプリセプターだと思いがちですが、そんなことありません。
もちろん、お互い気が合って仲良くなれたらいいと思います。
でも仲良くなりすぎると、叱りづらくなってしまったり、指導する上でやりづらくなることもあるんです。
プリセプティがどんな性格なのか把握して、適度な距離を保つのもいいプリセプターなんですよ!
悩みを自分に相談してくれなくても、プリセプティが誰かに相談して解決できているなら、ちょっと寂しいけどそれでオッケー!何かあれば私も力になるよ!というくらいの気持ちでいましょう。
プリセプティと一緒に勉強しよう!
プリセプティの知識や技術についての指導も任されると思います。
でもまだあなたも3年目。
すべてのことが完璧!というわけではないと思います。
知らないことや未経験のことを、知ったふりして教えるのはよくないですよね。
そういうときは、一緒に勉強しよう!そしてもっと上の先輩看護師に聞いてみよう!と先輩看護師に頼ってもいいんです。
指導する、というより、一緒に勉強する、という気持ちでいるといいと思います。
しかし、プリセプティの教育はプリセプターの責任、というような職場もあるかもしれません。
そんなときは看護師転職コンサルタントに、後輩指導に協力的な職場を探してもらいましょう!
リーダー業務のプレッシャー
リーダー業務も慣れてきたでしょうか。
リーダーというと、医師の指示を受けて、メンバーに正確に伝えて実施してもらうという重要な業務がありますよね。
医師とメンバーの板挟みになって嫌な思いをしたこともあるんじゃないでしょうか?
私もあります。
リーダーだった私は医師の指示に疑問を感じ確認し、ゴーサインが出たのでメンバーに実施してもらったところ、その指示がやはり間違っていました。
医師は確認されてないと主張し、悔しい思いをしました。
患者さんには影響がなかったので何よりでしたが、そういうときに悔しい思いをするのはだいたい看護師。
3年目くらいだとなおさら、立場が弱くなるし、もうリーダーなんてやりたくない!と何度も思いました。
- やっぱり確認するしかない!
- やり忘れ予防にはとにかくメモ!
- 先輩看護師に頼ってもオッケー!
やっぱり確認するしかない!
経験年数を重ねても、リーダー業務って緊張するんですよ。
自分が間違った指示を受けてしまったら、実施されてしまいますからね。
同じようにリーダー業務を経験しているメンバーが、間違いに気づいてくれることもあります。
でもそれを頼りにしていては、リーダーの意味がありません。
医師はいつも忙しくて、確認するタイミングがなかなかないかもしれませんが、患者さんの安全、自分自身を守るためにも、とにかく確認するしかないんです!
不安なことがあれば、先輩看護師にも聞いてみましょう!
やり忘れ予防にはとにかくメモ!
忙しいときは医師、薬剤師、メンバーに次々に声をかけられ、頭の中がパニックになることがありますよね。
ひとつひとつが重要で、忘れてはいけないこと。
後で、なんて思っていると、やり忘れて次の勤務の看護師に迷惑をかけてしまった、ということがあるでしょう。
そんなときは、とにかくメモすることです!もう済んだことでも、「済」と書いておけば、頭の中がスッキリしてくると思います。
そして状況によりますが、なるべく「後で」はやめること。
今できることは今やることで、やり忘れを防ぐことができますよ。
先輩看護師に頼ってもオッケー!
メンバーをまとめるのもリーダーの大事な仕事ですよね。
ですが、どうやってまとめればいいの?メンバーである先輩に指示なんて出せないよーと思いますよね。
まとめるためには、まず状況を把握することです。
メンバーの仕事がどのくらい進んでいるか、手が空いている看護師、大変な看護師は誰か。
これを把握して、大変な看護師のところに手伝えそうな看護師を送り込めばいいのです。
メンバーの先輩に「むこうを手伝ってきてください!」と言いづらいときは「こんな状況なんですけど、どうしたらいいですか?」と、相談してみましょう。
あなたに変わって指示を出してくれたり、自ら手伝いにいってくれるかもしれません。
指示受けと同様、一人で抱え込むことありません!
先輩看護師に頼っていいんですよ!
先輩看護師の指示の出し方を見て、テクニックを学びましょう!
しかし、誰にも頼れず、メンバーのミスはリーダーのせい!というような厳しい職場もあるかもしれません。
そのような場合には、転職コンサルタントに人間関係の良い職場を探してもらいましょう!
看護研究などの負担が増えた
看護研究やリンク活動のために、勉強することが増えた人もいると思います。
特に看護研究は初めてだと、何から手をつけたらいいのかちんぷんかんぷんではないですか?
図書館に文献を探しに行ったり、同じ研究チームのメンバーと話し合うために休日を使ったり、ゆっくり休む時間が減ってしまうでしょう。
また、リンク会議に夜勤明けで出席しなければいけなかったり、業務外にやらなければいけないことが増えて疲れてしまいますよね。
- 看護研究の結果を業務に取り入れよう!
- まずは勉強してみよう!
- 転職してキャリアアップを目指す!
看護研究の結果を業務に取り入れよう!
看護研究は面倒なだけではなく、あなたの学びになります。
また、看護研究で得た効果的な技術などを病棟で取り入れることにより、業務の効率がよくなったり、患者さんが良くなったり、メリットが必ずあるはずです。
看護研究をしても業務に何も反映できないというような場合は、新しいことを積極的に取り入れる職場を転職コンサルタントに見つけてもらいましょう!
まずは勉強してみよう!
また、リンク活動も、特定分野の勉強をすることによりスキルアップにつながります。
最初は興味がなかったり苦手な分野でも、掘り下げて勉強したりスタッフに指導したりすることで、興味がわいてくることもあります。
私の友人でも、感染管理リンクナースになったことにより感染対策に興味を持ち、感染管理認定看護師になった人がいます!
このようにキャリアアップにつながることもあるので、まずは勉強してみてください。
転職してキャリアアップを目指す!
上記のように認定看護師の資格を取得したい!と思っている意欲的なあなた!
とっても素晴らしいです!
認定看護師になるためには、実務経験5年、そのうち3年はその認定看護分野での経験が必要になります。
今の職場がその分野でない場合、異動や転職が必要になると思います。
そのような場合には、転職コンサルタントにキャリアアップに適した職場を探してもらいましょう!
怒られてばかりで嫌になる
3年目になっても相変わらず怒られてばっかり、という人もいるでしょうか。
もしかしたら、今の職場はあなたに合ってないのかもしれませんね。
急性期、慢性期などの診療科に転職してみるとうまくいくこともあるかもしれません。
転職コンサルタントに、今までとは違うタイプの職場を見つけてもらいましょう!
それでももう少し頑張ってみたいと思う人は、とても真面目で頑張り屋ですね。
私の後輩看護師にも、どんなに怒られても異動を勧められても、その後輩なりにやりがいを感じていて、辞めずに頑張っている人がいます。
そんな姿に、どうにかしてあげたいと思う先輩もいると思うので、頑張ってくださいね!
- ストレス発散は大切!
- 新しい職場に転職して心機一転!
ストレス発散は大切!
とは言え、怒られると落ち込むし、自信もなくなるし、嫌になりますよね。
ちゃんとストレス発散できてますか?そんな気分になれませんか?
私は、白衣を着たらスイッチオン!白衣を脱いだらスイッチオフ!というタイプでした。
もちろん落ち込むこともあるし、家で仕事のことを考えることもありますが、反省したり、やることやったらおしまい!と割りきっていました。
みなさんにこの方法がいいとは言えませんが、それぞれのやり方でストレス発散することはとても大切だと思います。
プライベートはしっかり自分の時間を過ごして、スッキリした頭で仕事に臨めばうまくいくかもしれませんよ!
新しい職場に転職して心機一転!
怒られやすい人になっていませんか?
同じ事をしても他の看護師なら怒られないのに、というようなことはないですか?
そのように嫌なイメージを持たれてしまった場合は、払拭されるまで時間がかかるかもしれません。
思いきって新しい職場に転職して心機一転!というのもいいのではないでしょうか?
転職コンサルタントに、あなたに合う職場を見つけてもらいましょう!
結婚、妊娠したい
そろそろ結婚や妊娠を考える人もいるかもしれませんね。
結婚、妊娠はそれぞれのライフプランなので、しっかり考えてそれぞれのタイミングで決めていいと思います。
ですが3年目の看護師は、そろそろ一人前という時期なので、できれば産後に復帰して経験を積むことをお勧めします。
今の職場は、育児休暇がとりやすいですか?
仕事と育児を両立することに寛容な職場でしょうか?
私の友人でも、なかなか職場の理解が得られず、両立が困難となり退職した看護師がいます。
同じ女性が多い職場なのに、理解が得られないなんて悲しいですよね。
あなたがもしそのような職場にいるなら、転職を考えてもいいかもしれません。
転職コンサルタントに仕事と育児を両立できる職場を探してもらいましょう!
他の病院に転職したいけど、どんな感じなのかな?
3年目の看護師ともなると、業務や人間関係に慣れてきて、違う病院への転職興味がでてくることもあると思います。
もっと給料がいいところに転職したい、残業が少ない職場がいい、もっとのんびりした職場で働きたい、などなど考えたことありませんか?
私は自然豊かな所にある病院で働いていたので、東京都内の病院への転職に憧れていましたね。
居酒屋や遊ぶところがたくさんあって楽しそう!一度は都内に住んでみたいなぁなんて、よく思っていました。
私は転職を実現できませんでしたが、まだ重要な役職がついたりしていない身軽なうちに、希望を叶えるのもいいと思いますよ!
- お金のことが気になる!
- 高収入を目指すには、大きな病院の病棟での勤務を続けること!
お金のことが気になる!
やはり、他の病院で気になるのは、お金のことではないでしょうか?
夜勤手当てがどれくらいなのか、残業代はちゃんとつくのかなど、気になりますよね。
今の職場が、平均より少なかったら転職したくなると思います。
高収入を目指すには、大きな病院の病棟での勤務を続けること!
では、どんな病院が給料がいいのでしょうか。
年収400万円~599万円の看護師の場合、300床以上の病院で勤務している人が約半数を占めています。
600万円以上になると約6割が300床以上の病院です。
また、年代別でみてみましょう。
20代前半
- 300万円代:42%
- 400万円代:38%
- 500万円代:4.8%
20代後半
- 300万円代:31%
- 400万円代:44%
- 500万円代:13%
- 600万円代:3%
30代
- 300万円代:27%
- 400万円代:36%
- 500万円代:22%
- 600万円代:4%
40代
- 300万円代:24%
- 400万円代:34%
- 500万円代:19%
- 600万円代:12%
50代
- 300万円代:27%
- 400万円代:26%
- 500万円代:19%
- 600万円代:15%
年齢を重ねる毎に、500万円~600万円の収入帯が増えています。
ですので、目先の給料だけにとらわれず、長い目でみて継続して働いていくことが高収入への道だと思います。
また、常勤で夜勤もしている看護師と、常勤で日勤しかしていない看護師では、夜勤をしているほうが約50万円年収が多いようです。
そのため、大きな病院で夜勤もしっかりやる、そして継続して働いていくのがいいでしょう。
しかし、中小規模病院のほうが夜勤手当が高いという看護協会の統計もありますので、すぐに稼ぎたいという人は中小規模病院へ転職するのがいいかもしれません。
どちらを選ぶかは、今後の働き方などをしっかり考えて決めるといいでしょう。
転職して高収入を目指すぞ!という人は転職コンサルタントにあなたの働き方に合った病院を探してもらいましょう!
看護師以外の他の仕事への転職ってどんな感じなのかな?
看護師ではなく、別の仕事をしてみたい!と思っている人もいるでしょう。
ですが、そういった転職をしてしまうと看護師より給料が低くなる可能性が高いです。
3年目だと20代半ばくらいの人が多いと思うので、その年代の一般的な平均年収と看護師の平均年収を比べてみましょう。
- 20代前半の平均:242万(224万)
- 20代後半の平均:335万(292万)
- 20代前半の看護師:363万
- 20代後半の看護師:403万
一般的な平均の( )内は女性のみの平均年収です。
これをみると、看護師の給料の良さは一目瞭然ですね。
私の同期は、収入が減ることを危惧して夜勤専従で看護師を続けるという道を選びました。
いくつかの病院を掛け持ちしながら夜勤をしまくり、お金が貯まるとしばらく休んで自分の好きなことをする、という自由な働き方でした。
パワフルだなぁと感心したものです。
看護師は、ブランクがあっても求人は多く再就職しやすいと思います。
ですが、やはり他の仕事や専業主婦をしてブランクがあると不安もあるでしょうから、夜勤専従看護師という形で続けていく方法もあります。
やってみたい!と思う人は、転職コンサルタントに夜勤専従で働ける職場を探してもらいましょう!
まとめ
いかがでしたか?
3年目の看護師は、転職の幅もぐんと広がると思います。
同じ職場で長く働くと、他病棟や他職種の人たちとも顔見知りになって仕事がやりやすくなったり、医師や看護師長から頼りにされたり、自分の意見を言いやすくなったり、メリットはたくさんあります。
責任ある立場になっていくことも必要なことです。
しかし、3年目だから転職しやすいという面とあると思います。
今後の看護師人生ことを考えて、進路を決めるといいと思います。
ですが、まだまだ先のことはわからない、転職しようかどうしようか迷っているという人は、転職コンサルタントに相談してみるのもいいと思いますよ!
これから先も、あなたが看護師として楽しく働けますように!
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執筆者情報
- 看護師進路相談所は、厚生労働大臣から転職サポート(有料職業紹介事業)の許可を受けた(許可番号13-ユ-314851)株式会社ドリームウェイが運営するメディアです。転職サポートの経験を活かし、定期的なリライトや専門書を用いたファクトチェックなど、ユーザーに正確な最新情報を届けられるよう努めています。