看護師が給料の高い病院で長く働くには?都会で探す?地元で探す?
こんにちわ!ママナースあつ子です。毎日の業務お疲れさまです!
看護師の「給料の高い病院で働きたい!」という気持ちと実現可能性について、今回はお話ししたいと思います。
看護師として働く皆さん、満足のいくお給料もらってますか?
看護師は不規則な生活に加え、人の命を預かるという責任感や緊張感など、身体的にも精神的にも大変な仕事ですよね。
勉強会や看護研究など、業務外の仕事も多いと思います。
大変な仕事だからこそ、その分やりがいや達成感もあるわけですが、それだけでは看護師の仕事は続けられません。
やっぱり働きに見合ったお給料が欲しいですよね!
この記事の内容
看護師と給料の高い病院…初任給は、学歴や地域によって差がある!
看護師が給料の高い病院で働くことについて考えていくにあたって、まず、看護師の平均的な初任給をみていきましょう。
以下にご紹介するのは、日本看護協会の調査結果です。
- 看護3年課程卒:196000円
- 看護系大学卒:203000円
- 看護系大学大学院卒:207000円
行政区分別でみると、政令指定都市、市、町村をおさえ、東京23区がトップでした。
東京23区の看護師の平均初任給はこちら。
- 看護3年課程:209000円、
- 看護系大学卒:216000円、
- 看護系大学大学院卒:219000円
次は、設置主体別にみてみます。国公立病院や医療法人の病院などをおさえ、学校法人の病院がトップでした。
学校法人の病院で働く看護師の平均初任給はこちら。
- 看護3年課程卒:201000円、
- 看護系大学卒:209000円、
- 看護系大学大学院卒:215000円
さらに、都道府県別では、東京都、神奈川県、埼玉県、大阪府などが高いことがわかりました。
東京都の看護師の平均初任給はこちら。
- 看護3年課程卒:207000円
- 看護卒大学卒:214000円
大阪府の看護師の平均初任給はこちら。
- 看護3年課程卒:206000円
- 看護系大学卒:211000円
初任給の病床数別では、99床以下から500床以上まで大きな差は見られませんでした。
看護師と給料の高い病院…給料は、地域差あり!
看護師の給料が高い病院について考えるにあたって、地域差は重要な要素です。
まず、看護師の平均年収は480万円です。
次は通常の給料を、年代や都道府県別に比較していきましょう。
- 年代別にみても東京23区は高い!
- 大都市は給料も高い!
- 男女差はほぼなし!
- 残念ながら、増え方は緩やか
年代別にみても東京23区の看護師の給料は高い!
年代別の看護師の月収です。
- 20代前半:298000円
- 20代後半:323000円
- 30代前半:330000円
- 30代後半:357000円
- 40代前半:382000円
- 40代後半:394000円
- 50代前半:382000円
行政区分別では、やはり東京23区の看護師が一番高く、以下は政令指定都市、町村の順でした。
大都市の看護師は給料も高い!
都道府県により差はあるのでしょうか?上位はこちらです。
- 東京都 546万円
- 山梨県 517万円
- 奈良県 510万円
- 千葉県 497万円
- 神奈川県 497万円
東京23区の看護師はやはり給料がいいです。
政令指定都市や人口が多い所も高い傾向にあります。
また、県民あたりの看護師人口が少ない所も給料が高いことが多いです。
神奈川県や埼玉県がそれに該当します。
<東京23区内、看護師人口が少ない都道府県の病院を紹介してもらいたい人は転職コンサルタントに相談してみましょう!>
男性看護師、女性看護師の差はほぼなし!
看護師の仕事に男女の違いはありませんので、給料も男女差はほとんどありません。
ただ、30~40代頃から男性の方が少し高くなることがあります。
これは、結婚して扶養家族ができると家族手当などがつくためだと考えられます。
残念ながら、増え方は緩やか
一般的な社会人の年収は20代前半で240万円ですが、50代になると730万円まで上昇します。
一方看護師は、20代前半で364万円と高めではありますが、50代で438万円と大幅な上昇はありません。
看護師は上昇の仕方は緩やかですが、長く働けば確実に増えますので、その時々に合わせた働き方をしながら続けていくといいと思います。
看護師の給料が高い病院は国立、公立、大学、大規模総合病院!
看護師の給料が高い病院について、次は施設別に比較してみます。
- 病院:353000円
- クリニック:332000円
- 訪問看護:346000円
- 介護老人福祉施設:345000円
やはり病院が一番多いですね!
ではどのような病院がより高いのかみていきましょう。
- 高収入には夜勤が必須!
- 国立病院は福利厚生が手厚い!
- 大学病院、大規模な総合病院は高収入で、バリバリ働きたい人にオススメ!
- 救急部には特殊手当がつく!
- 美容系クリニックは高収入だけど、ノルマがあることも
看護師の高収入には夜勤が必須!
- 年収400万以上の人の、6~7割は常勤で夜勤をしている
- 年収400万以上の人の、5~6割は300床以上の病院で働いている
以上のことより、病院の中でも、300床以上の病院の病棟で、常勤として夜勤をするという働き方が、看護師の高収入の条件です。
国立病院は福利厚生が手厚い!
以前は、国立病院で働く看護師は公務員扱いでしたが、平成28年より公務員ではなくなり一般の看護師と同じになりました。
ですが、公務員だった時と同じ給与体制であることが多く、給料が高いことが多いです。
公務員と同じということで、ボーナスや福利厚生がとても充実していて、退職金もかなり多いですよ。
また、全国の国立病院の給料体制は統一して同じですので、別の国立病院に異動しても経験年数、基本給などを引き継げるなどのメリットがあり、とても人気があります。
ですので、退職者が少なく、求人情報も少ない上に非公開となっていることが多いです。
看護師転職コンサルタントなら、非公開の求人情報も把握している可能性がありますので、<国立病院で手厚い福利厚生を受けたい!という人は転職コンサルタントに相談してみましょう!>
公立病院の看護師は公務員として働ける!
公務員として看護師をしたい人は、都道府県立の病院で働くという方法があります。
病院によっては、国立病院よりも待遇がいいところもあるので、オススメです!
看護師の場合は一般的な公務員試験はなく、面接と小論文で合否が決まるところが多いようです。
特別難しいということはないようなので、ぜひ挑戦してみてください!
ですが、都道府県立病院は人気でなかなか求人情報を見つけられないことが多いです。
さらに、国立病院と同様、求人情報が非公開となっていることが多いので、<転職コンサルタントに相談して、探してもらいましょう!>
大学病院、大規模な総合病院は高収入で、バリバリ働きたい看護師にオススメ!
大学病院も、大学というしっかりとした母体があるため、給料が高いです。
看護研究に取り組んだり、最先端の医療に携わることができるので、キャリアアップを目指す看護師にはとてもいいと思います。
これは大規模病院も同様で、様々な疾患や技術を学べるため、経験を積むには最適な環境だと思います。
300床以上の病院は給料が高いので、バリバリ働いてしっかり稼ぎたい!という看護師さんにオススメです!
ですので、<キャリアアップを目指しながら高収入を得たい!という人は転職コンサルタントに大学病院や大規模病院を探してもらいましょう!>
救急部の看護師には特殊手当がつく!
救急部、救命病棟は多種多様な状況に対応しなければならなかったり、残業が多かったりするため、特殊業務手当、救急呼出待機手当などがつくことがあり、給料が高くなる傾向にあります。
スキルアップには絶好の職場ですし、救命で働いてるなんてデキる看護師!というイメージもありますし、高収入を目指す人は検討してみるのもいいと思います!
<救急病院で様々な疾患の看護をしながら、高収入を得たい!という人は転職コンサルタントに見つけてもらいましょう!>
美容系クリニックの看護師は高収入だけど、ノルマがあることも
美容系クリニックであれば。看護師でも年収1000万円も目指せます!
担当患者の施術の際に、特別手当がもらえたりすることがあるためです。
ですがその分、新規の顧客獲得ノルマがあったり、自分も美容整形を行わなければいけないなどの決まりがあったりするので、よく確認してみてください。
<それでも美容系クリニックで働いてみたい!という人は転職コンサルタントに探してもらいましょう!>
看護師の給料で夜勤手当が高いのは中小規模の病院!
看護師の給料が高くなるためには、手当は欠かせません!
残業手当、夜勤手当、住宅手当など、様々な手当によって給料のよさが決まると言っても過言ではありません。
各種手当は国立病院や大規模病院のほうが手厚い傾向にあります。
しかし、手当の中でも特に大きなウエイトを占める夜勤手当は、大規模病院より中小規模の病院の方が高いということが看護協会の調査により明らかになりました。
- 残業が少ないほうがいい人は中小規模の病院がオススメ!
- 効率的に稼ぐなら夜勤専従もオススメ!
残業が少ないほうがいい看護師は中小規模の病院がオススメ!
さっき300床以上の病院の病棟で、常勤として夜勤をするのが高収入の条件だって言ったじゃないか!と思いますよね。
例えば、300床以上の大規模病院では、福利厚生や教育体制がしっかりしているというメリットがありますが、残業が多い上に、残業手当がつかないことが多いというデメリットもあります。
一方、中小規模の病院は、福利厚生などは大規模病院ほど手厚くはないかもしれませんが、残業が少ないというメリットがあります。
ですので、夜勤を多くできるのなら、基本給やボーナスが高い大規模病院より、夜勤手当が高く、残業の少ない中規模病院の方が、仕事量は少なく効率よく稼げると思います。
効率的に稼ぐなら夜勤専従看護師もオススメ!
常勤で夜勤専従看護師という働き方もあります。
大規模病院より、中小規模の病院のほうが看護師の人数が少なく、夜勤専従で働く看護師を必要としていると予想されます。
夜勤手当の高い病院で夜勤専従として働けば、高収入が得られるのは一目瞭然ですよね!
身体的にはきついと思いますが、短期間で稼げて自由になる時間も多いので、効率的に稼ぎたい!という人にはオススメです。
ですので、<特に夜勤をたくさんして稼ぎたい!という人は中小規模の病院を転職コンサルタントに探してもらいましょう!>
看護師の給料の高い病院を具体的に東京都港区で見てみる
看護師の給料の高い東京23区の中でも、港区の病院で働く20代の看護師を例に、どのくらいの給料がもらえるのか具体的に見てみましょう!
(参照元:港区 – 東京都の病院人気ランキング【看護師求人編】)
- 東京慈恵会医大病院 (1075床) 年収約450万円~555万円
- 虎の門病院 (868床) 年収約490万円~565万円
- 東京都済生会中央病院 (535床) 年収約400万円~590万円
- 国際医療福祉大学三田病院(291床) 年収約350万円~490万円
- 山王病院 (79床) 年収約350万円~435万円
- 北里研究所病院 (329床) 年収約325万円~525万円
- 愛育病院 (160床) 年収約450万円
必ずしも病床数が多い=看護師の給料が高い、というわけではありませんが、やはり病床数が多い病院の方が高い傾向にありますね。
それぞれの病院にそれぞれの特長がありますので、看護師転職コンサルタントに相談しながら、あなたに合った病院を探してくださいね!
まとめ
いかがでしたか?
同じ看護師でも、地域や病院によって給料には差があることがわかりました。
同じように働いているのだから給料の高い病院で働きたい!と思うのは当然のことですよね。
独身の人など身軽に動ける人は都会へ出ていくもよし、動けない人は公立病院や救急病院などを選ぶもよし!
看護師転職コンサルタントに相談して、それぞれに合った働き方で高収入をゲットできる病院を見つけてください。
そして長く働いて、確実に稼いでいきましょう!
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