新人看護師は転職を考える前に、経験と知識を積み上げ振り返るべし!
更新:2023/04/12
[転職について]こんにちわ!ママナースあつ子です。毎日の業務、お疲れさまです。
新人看護師の転職についてが、今回のテーマです。
あなたがこの記事を読んでいるということは、転職を考えているのでしょうか?辞めたい理由は何でしょう?
人間関係がきつい?毎日の残業、学習がきつい?プレッシャーがきつい?希望の職場ではない?
いろいろ理由はありますよね、わかります。
私も新人看護師のときは、一人暮らしの家から泣きながら実家に帰ったものです。
なんで看護師になっちゃったのかなぁ…なんて、数えきれないほどぼやきました。
それでもそんな私が辞めずに踏みとどまったのは、「ひとつの職場に5年いて一人前、せめて3年は継続しなさい」という学生時代の先生の言葉があったからだと思います。
辞めたいなんて言う勇気がなかったのもありますが…。
結果、一年目が終わる頃にはだいぶ仕事にも慣れてきて、辞めたいという気持ちは少なくなっていました。
今となっては、辞めなくてよかったと思っています。
新人看護師の辞めたい、転職したいという気持ちを解消するには、とにかく知識と経験を積むことが必要だと思います。
と言っても、5年も10年もかけて特別なことを経験してほしいわけではありません。
日々の業務をしていくなかで自然に経験していくことの積み重ねが大切だと思うのです。
あと半年、あと3ヶ月でも踏ん張ってみると、状況は変わってくるかもしれませんよ!
なぜそう思うのか、私の経験もふまえてお話ししたいと思います。
新人看護師の転職理由の1つ、「きつい人間関係」の乗り切り方
新人看護師が転職したくなってしまう大きな理由のうちのひとつが、「人間関係」です。
この人間関係を乗り切る方法とは、どういったものなのでしょうか。
- 看護師は女社会
- まずは1人の先輩看護師と距離を縮めること
- 同期の看護師と一緒に乗り切ろう!
看護師は女社会
男性看護師も増えてはいるものの、やっぱり看護師は女性の社会という感じですよね。
女というものは「私もこうだったんだから、あなたも同じ思いをするべき」と思いがちな生き物のようで、このようなタイプの先輩看護師を何人も見てきました。
それが、本当に自分のことを思ってくれた言葉であればまだいいのですが、大抵は意地悪な気持ちが大きいのでは…と思ってしまうんですよね。
私が新人看護師だったとき「あんな先輩には絶対にならない!」と同期とよく話していました。
だけど、いざ自分が先輩看護師になると「私が新人のときより、うんと優しくしてあげてるのに。辞めたいなんて甘い!」なんていう気持ちも少なからず芽生えちゃうんです。
女って嫌ですね。あなたを嫌な気持ちにさせる先輩看護師も、実は同じように葛藤してるのかもしれません。
まずは1人の先輩看護師と距離を縮めること
だけど、同じ勤務になってコミュニケーションが増えて相手のことがわかってくると、急に親密になったりするのも女性の特長です。
1人の先輩看護師と距離が縮まると、その先輩看護師と仲良しの先輩ともちょっと仲良くなれたり、医師や他職種の人と関わりができたり、そうなると働きやすさが格段に良くなるはずです!
同期の看護師と一緒に乗り切ろう!
同期の看護師はいますか?
イマドキの子は仕事とプライベートをきっちり分け、プライベートを重要視する傾向があるようです。
それはそれでとてもいいことだと思います!
だけど、せっかく同じ環境にいる同期とも距離を置いてしまうのは、ちょっともったいない気がするんです。
職場のことを一番分かり合えるのは、他の誰でもない同期の看護師なのでは?
私も、休みの日にまで同期の看護師と遊んで、仕事の話をするのは嫌だなと思うこともありました。
でもいろんな愚痴を余計な説明なしに話せるのは、ストレス解消になるんですよ。
そして失敗・成功した経験を共有したり、プラスになることもたくさんあるんです。
ただ、新人看護師のうちは、同期同士で知識や技術を教え合うのは基本的にはNG!だと思うので、そういうのはちゃんと先輩看護師に聞いてくださいね!
でも、そうは言っても、どうしても人間関係が改善しないという方は、転職コンサルタントに人間関係が良好な職場を紹介してもらいましょう。
新人看護師が転職したくなる「毎日残業」、避けるためにできること
新人看護師が転職したくなる理由は人間関係だけではありません。「残業」も大きな要因ですね。
さて、この残業、長時間労働を避ける方法はあるのでしょうか?
- 最初は残業も必要
- 残業打破への糸口は振り返り
最初は残業も必要
勤務時間内はドタバタと看護に追われ、次の勤務帯に交代しやれやれと椅子に座ると、今度は看護記録の山!
終わりが見えない、果てしないその山に途方に暮れることでしょう。
次の勤務の先輩看護師から「まだいるの?」という冷たい視線も送られるでしょう。
残業打破への糸口は振り返り
だけど、看護師に限らず新人さんが最初から要領良く仕事をこなせるわけありません!
残業するたびに「なんで先輩看護師みたいにできないんだろう?」って思いますよね?
「今日は、あのタイミングで急な処置が入ったからかな」とか。その気持ちが残業打破への糸口だと思います。
なんで遅くなってしまったのか、どうしたらよかったのか、自分自身の行動を振り返り、自分はこういうときにミスをしやすいなど自分自身を熟知するのことは、仕事の効率を上げるだけでなく、ヒヤリハットの予防にも効果があるんじゃないかと思うのです。
試行錯誤して、仕事が早く終わったときの嬉しさったらないですよね!
そして、うまくいったときも、何がよかったのかな?と振り返ることが大切なんです!
このように行動を振り返り、自分自身の傾向と対策を知るというのも、様々な経験をしたからこそできることなんだと思います。
でも、どんなに頑張っても定時で帰れないという方は、転職コンサルタントに頑張れば定時で帰れることもある職場を紹介してもらいましょう。
新人看護師が転職したくなる、「きつい学習」・・・取り組み方は?
新人看護師が転職したくなる理由をもうひとつ。それは、「学習」です。
勉強が苦手な看護師にとっては、実務をこなしながらの看護技術や病態生理についての学習も大変ですよね。
毎日のように先輩看護師に「これ調べてきてね」なんて宿題を出されたりするでしょう。
- 学習は続けられれば、しめたもの
- 先輩看護師も学習していると思えば気持ちも楽
学習は続けられれば、しめたもの
患者さんの命を預かる者として、そしてスムーズに看護をして定時で帰るためにも、新人看護師が学習をすることは非常に大切です。
基礎は一度理解すれば、大幅に変わることはぼぼないでしょう。
最初にしっかり基礎をおさえていれば、日々の看護師の業務の中で応用を深めることができて、自然と身についていきますよ。
だから、やっぱり最初は学習することが必要なんです。
学習も、続けていけば要領がつかめるようになるし、もっと知りたいと意欲がわいてきてちょっと楽しいな、なんて思えるようになりますよ!
先輩看護師も学習していると思えば気持ちも楽
先輩看護師は勉強しなくていいなぁと思っていませんか?実は先輩看護師も学習しています。
医療は日々進歩してるので、新しい治療法などが出てくることもあり、その都度学習しているのです。
私は、ジェネリックで薬剤の名前が変わっていくことについていくのが大変でした。
どうしても最初に覚えた名前のイメージが消えないんですよね…。
また、後輩看護師のみなさんに指導するときに、あれ?これってこれでいいんだっけ?なんて思うこともあったりして、「自分で調べてみて」なんて言ってごまかして、帰ってからこっそり調べたりしてるんですよ。
他にも勉強会の資料づくりや看護研究など、先輩看護師もやることいっぱいなのです。
だけど先輩は長年の経験から要領がいいので、学習に要する時間が少ないんです。
新人看護師が転職したくなる「リアリティーショック」・・・立ち直り方は?
新人看護師が転職を考える際に原因になりやすい「リアリティーショック」についても、考えてみましょう。
- リアリティーショックは避けられない
- 経験から学び少しずつ理想像の看護師に近づく
新人看護師のリアリティーショックは避けられない
実習で現場をみてなんとなく雰囲気はわかっていても、実際に働いて見えてくることがたくさんあると思います。
ベッドメイキングひとつとっても学校で学んできたことと全くやり方が違ったりして、今までやってきたことはなんだったんだと思うこともあるでしょう。
事あるごとに「上の人呼んできて」と医師に言われて、自信喪失することもあるでしょう。
自分がまったく戦力になれてないことを痛感し、透明人間にでもなったかのような気持ちになることもあるでしょう。
経験から学び少しずつ理想像の看護師に近づく
このようなリアリティーショックは、真面目で理想が高い新人看護師がなりやすいそうです。
理想の看護師像を持っているのはとても素晴らしいことですが、すぐにその理想像に達するのは難しいかもしれません。
成功と失敗を繰り返し、その経験から学びながら少しずつ理想像に近づいていけるといいですね。
あまりにも理想と現実のギャップに苦しむようなら、先輩看護師や同期に相談してみるのもいいですね。
でも、相談に乗ってくれる先輩看護師や同期がいないような職場だったら、転職コンサルタントに人間関係が良好な職場を紹介してもらいましょう。
命を預かるプレッシャーを跳ね除けるためにできること
- 命を預かるという責任感
- 自分の無力感で落ち込む
- 雑用でもいいから経験し振り返る
命を預かるという責任感
急変や死の場面に直面し、生と死について考えたり、看護師である自分に何ができるのか考えることがあると思います。
またそんなときでもテキパキと無駄なく動く先輩看護師をみて、私もこんな風になれるの?ならないといけないんだよね?という責任感がのしかかってくることもあると思います。
自分の無力感で落ち込む
私も新人看護師のときは「無理だよ、私には患者さんの命なんて守れないよ」と怖くてたまりませんでした。
急変時、気持ちだけが焦るばかりで何もできず、できる仕事を見つけて何かしら動いている同期の看護師をすごいなぁと思いながら見ていたりしました。
雑用でもいいから経験し振り返る
それでもその後に、私には何ができたのか、雑用でもいいから次はやろう、急変時こそ焦らずに落ち着いて、声を出してコミュニケーションをとろう、など振り返って反省し、次の目標を立てたりすることで、少しずつ落ち着いて対応できるようになりました。
若かりし頃の私のように立ちすくんでいる後輩看護師たちに、テキパキ指示を出せるようになるんですよ!
我ながら、一生懸命やってきたなぁと思います。
やはり経験すること、振り返ることが大事なんです!
でも、やっぱり私には命を預かるなんて無理という方は、転職コンサルタントに命を預かることはないけども看護師として働ける職場を紹介してもらいましょう。
新人看護師は転職前に考えて!希望の職場ではなくても意味がある
新人看護師が転職するのは悪いことではありませんが、転職する前に今一度、考えてほしいこともあります。
- 希望の職場ではない
- 無意味ということはない!
- 私の新人看護師時代の場合
希望の職場ではない
新人看護師にとって、入職した職場が希望の職場ではなかったというのは辞めたいと思う大きな要因ですね。
やはり希望の職場、業務内容でないとモチベーションも上がらないと思います。
無意味ということはない!
しかし、今後その希望の職場に異動すると考えたときに、今の職場で学ぶことはすべて無意味でしょうか?
何も役立つものはなさそうですか?
何かひとつくらい今後のためになりそうなことがあれば、また希望ではなくても今の職場に少しでも興味関心があるならば、もう少し続けてみてもいいのかなと思います。
私の新人看護師時代場合
私も最初は外科希望でした。
手術をしたらどんどん良くなる患者さんをみて、ただただすごいなぁと思ったからでした。
でも配属先は内科でした。
それでも、薬剤などの調整で治療をしていくこともとても興味深く、やりがいがあると感じました。
その後、外科も経験しましたが、内科での管理を知っていたからこそ深められた知識もたくさんあって、内科での経験は全く無駄ではありませんでした。
そうは言っても、どうしても希望の職場への夢が捨てきれないという方は、転職コンサルタントに希望の職場に配属確約の条件で転職先を紹介してもらいましょう。
まとめ
いかがでしたか?
新人看護師が転職したくなる状況について様々なケースを考えてきました。
私がここに挙げたものは、経験や知識を積むことで問題が解決される、もしくは緩和されるものが多かったのではないでしょうか。
あなたが今悩んでいることは、長い看護師人生において今だけ、一時的な悩みである可能性が高いのです。
毎日コツコツ得た経験や知識は、あなたを助けるものとなります。
ぜひもう少し、コツコツ頑張ってみてください!
転職しても、最初は同じような壁にぶつかると思いますし、「すぐに辞めた看護師だから、またすぐ辞めるだろう」なんてレッテルを貼られてしまい、ますます働きにくくなることも考えられますよ。
でも、そうは言っても、どうしても人間関係が改善しないこともあるかもしれません。
どんなに頑張っても定時で帰れないこともあるかもしれません。
どうしても希望の職場への夢が捨てきれないかもしれません。
そんなときは、精神的に病んだり、体調を崩してまで働くことはないと思います。転職しましょう!
そして新人看護師が転職するのは大変だと思うので、看護師転職サイトに登録することをおすすめします。
経験豊富な転職コンサルタントがあなたに代わっていい転職先を見つけてくれると思いますよ!
あなたに合った素敵な職場が見つかるといいですね!
そしてその職場でもコツコツ頑張ってみてくださいね!
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